AK120 デジタル接続 D12 Anaconda(OPA827)

 今回は、AK120とD12 Anacondaをデジタル接続してみました。接続するのに、光ケーブルを購入、AK120側は、フォンアウトと共用なので丸型、D12側は、角型になります。Timelord Original TL-OP1 15cmくらいで被覆が細いので取り回しがいいです。

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 ちなみに、D12側のデジタルの端子は全て、底面側(ボリュームやフォンアウトとは反対側)にあるのでケーブルの取り回し的に難しいので、ポーチに入れられない。外に持っていくことはできないので自宅のみの運用になります。

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 AK120とD12ともにDAC部が全く同じ、Wolfson製 WM8740 をデュアル構成なので、比較が楽しみです。

①単体使用   AK120のデュアルDAC→AK120アナログ処理→イヤホン

②デジタル接続 AK120光出力→D12のデュアルDAC→OPA827→イヤホン

③アナログ接続 AK120のデュアルDAC→AK120アナログ処理→D12のOPA827→イヤホン

こんな組み合わせの比較になります。①と②の二つの違いが、気になります。

かなり乱暴なイメージですが、デジタルデータがWM8740を通ってアナログ化されるところまでは同じ感じに、その後のAK120のアナログ側の処理が違うところになります。

ここで、あまり変わらない感じだと、AK120の存在意義が?になります。

  まずは、①と②の比較、正直、聞き比べても極端に変わらない感じです。出てくる料理は変わらなくて、味付けが違うイメージでしょうか?あとは曲によって変わる感じで違いが出てきます。わかりやすいのは、ピアノだけの曲だと AK120単体の方が、音がクリアに聞こえます。曲の前奏で、ピアノが鳴っていて、次にリズム系の楽器、さらにボーカルがのってくると、ボーカルが強めに出て他の音が弱くごちゃと感じます。

 ②の場合、基本的には変わらない感じですが、全体的に力強さが加わります。ドラムなどリズム系の楽器に切れが感じます。高音も若干伸びる感じがします。

 AK120、悪くは無いんですが、ややあっさり感が、物足りない感じです。

 ③前回、レビューしましたが、これですよ。文句なしです。

今回の結果、自分の独断と偏見にはなりますが

③アナログ接続 > ②デジタル接続 ≧ ①AK120単体

 やっぱり、AK120の費用対効果が?いまでこそ中古で4万くらいで手に入れたけど10万オーバーだったことを考えると....

 いままで、いろいろ試してみて オペアンプ OPA827が優秀な気がしています。最終的にこいつを通すといい感じになります。自分が、OPA827の音が好みななんだとは思います。それとiBasso D12 Anacondaのポタアンとしての使いやすさ、柔軟性でしょうか、こいつ1台でアナログ、光、同軸の接続ができて、オペアンプが交換可能、無敵ですね。

 結局、ポタアン最高という感じで今回も終わってしまいました。