DAC内蔵ポタアンにデジタル接続
FiiO X3とD12アナコンダMUSES02の組み合わせが良かったので、しばらくこの構成で聴いていたのですが、最近デジタルのキーワードが目に付き、デジタルの接続を試してみました。
いままでポタアンの接続は、ラインアウトとなので、いまいちデジタルの認識が無かったです。D12もP3のようにオペアンプが変えられる物で選定したので特に意識していませんでした。
最近のプレイヤーなどは、カタログスペックにDAC(デジタルとアナログを変換するもの)がクローズアップされているので、デジタルを制すれば音が良くなると思いやってみました。
ちなみに、FiiO X3とD12のDACは、同じ物です。Wolfson WM8740 で、D12が2010年後半くらいX3が2013年後半発売、この付近のDAPが軒並みこのDACを使用しています。
D12は、WM8740を2個使っているので、1個のX3よりいい音が期待できます。
X3は同軸のデジタル出力を使ってD12へ、ここで失敗談。
FiiO X3は、現在 2nd Generationが出ていて左が2nd用、右が今回の旧型用です。プレイヤー側のプラグが2nd用がなぜか4極端子、旧型が2極、デジタルだからこれで正解な気がしますが。接続するとこんな感じです。
この接続の意味するところですが、ポタアン側のDACに仕事をさせることになり、乱暴に書くとプレーヤーは曲をいれるただの箱になります。
本当は、もっと複雑なんだろうけど、接続のイメージを簡単に書くと
① 曲データ → プレイヤーのDAC →イヤホン
② 曲データ → プレイヤーのDAC →ラインアウト→ポタアン→イヤホン
デジタル接続の場合
③ 曲データ→デジタルアウト→ポタアンのDAC→イヤホン
で②と③の聞き比べ
正直、DAC2個の効果は?
デジタル接続は、低音が押さえられ、全体的にすっきりとした感じに、低音が控えめなのでやや高音が伸びが出ているのかな?というくらい。低音が厚みが無くなって、迫力に欠ける感じになります。ラインアウト接続の方がいい感じです。
デュアルDACの効果はいまいち不明。上の接続イメージでは書いてませんがプレーヤー側のアナログ処理やアンプがあるのでそちらの影響の方が強いかも?
調べるとFiiO X3のヘッドホン出力のアナログアンプ部にはアナログデバイセズの AD8397が使われているみたいです。なのでD12のオペアンプをAD8397にして比較するといいかも。そのときは、またレポートします。
それ以上に、この構成ポータブル的にNGな気がします。D12のデジタル入力側がボリュームやイヤホンジャック側と反対なので処理が難しいです。多分、外でこの構成は無いですね。